昨年末に発売されたDJI Osmo Pocket。これがまたスゴイんです!
小さいし、キレイだし、ブレないし、すぐ取り出せるし…。
とまぁこれでもかと言う要素を取り入れたビデオカメラとなっておりますので、実際に使ってみた感触などをもとに解説していきます。
この記事の目次
DJI Osmo Pocketとは
Osmo Pocketのスゴイポイント4選
- 写真や動画がキレイ
- 全く手ブレしない
- コンパクトなのですぐに使える
- トラッキングモードがスゴイ
ここにも注目ポイント4つ
- 1.Osmo Mobileよりも使いやすい
- 2.夜景もキレイに写る
- 3.秀逸なスマホ接続機能
- 4.その場で簡単に編集してSNSにアップできる
懸念しなければイケナイ点
マウントがないので固定しづらい
GoProに比べると画角が狭い
防水ではない
Osmo Pocketのまとめ
DJI Osmo Pocketとは
DJI Osmo Pocketとは、スタビライザーと4Kカメラが一体になった手のひらサイズの高性能ビデオカメラです。
DJI社とは、ドローン業界で驚異的なシェアをもつ中国メーカー。そのドローンで磨かれてきた技術を生かし、以前よりスタビライザーをリリースしているメーカーです。
そのDJI社からこのたび、ぬるっとしたドローン技術ならではのスタビライズ機能はそのままで、カメラ一体型のモデルがリリースされました。ほんとに小さい!それがOsmo Pocketです。
とにかく写真も動画もとってもキレイで、全くブレないので、スマホ撮影では一味足りないなぁと考えつつも、大きなカメラや高額な機材は必要ない、といった方にうってつけなカメラです。
競合に上がるのがGoPro Hero7ですが、レベルは同等!その人気に負けずとも劣らない勢いです。
納入時の状態はコチラ
中を開けてみました。
内容物は以下
- ❶ OSMO POCKET スタートガイド(説明書)
- ❷ Lightning アダプター
- ❸ USB Type-C アダプター
- ❹ USB Type-C 充電ケーブル
- ❺ OSMO POCKET 本体
- ❻ OSMO POCKET 収納ケース
- ❼ ストラップ
iPhone Xと比べてこの小ささ
Osmo Pocketのスゴイポイント4選
- 写真や動画がキレイ
- 全く手ブレしない
- コンパクトなのですぐに使える
- トラッキングモードがスゴイ
写真や動画がキレイ
実際に撮影した写真がコチラ
光の差し込みの写り込み具合がとても絶妙に表現されています。実際、同じフリーランスのフリーカメラマンと話をしていても大掛かりな機材や高価なカメラがなくても、ほぼほぼの事はこれでイケちゃうね、と笑。それだけセンセーショナルなカメラだと言う事が言えます。
全く手ブレしない
動画はコチラ
全くといっていいほど、手ブレしていませんね。ドローン特有の浮遊感もそのまま再現されています。三軸タイプのジンバルで、手ブレを圧倒的に補正してくれているので、いわゆる内蔵タイプの手ブレ補正機とは比較にならないほどの仕上がりです。このような映像を簡単に撮影できるカメラは他にはないでしょう。
コンパクトなのですぐに使える。
ありがたいのでその大きさ、わずか12センチほどしかありません。
色々な使用用途が想像されますが、特に助かるのはお子様づれのお出かけやイベントごとなど。ずっとカメラを構えていたり持ち運ぶのが億劫なシチュエーションでこそ、Osmo Pocketの小ささの本領を発揮します。その名の通り、ポケットからスッと出して、電源を入れからわずか5秒で録画開始状態に。
ずっとカメラを手に持っていられない状況でも、肝心なシーンをとり逃さず、キレイな動画や写真を保存できるとは、むしろ普段使いの観点から見れば一番素晴らしい機能かもしれませんね。
トラッキングモードがスゴイ
コチラは、スタビライズ機能が生み出す特殊な機能なのですが、動画モードで撮影対象の被写体をOsmo Pocketが認識する事で、カメラが自動で被写体を追いかけ続けてくれる、という機能です。
動き回って遊ぶお子さんの撮影やスポーツイベント撮影、自撮りしながらの町歩き動画撮影をする際など、使用シーンが色々と想像できますね。
ここにも注目ポイント4つ
1.Osmo Mobileよりも使いやすい
同社より以前から発売されているOsmo Mobile。
コチラの商品は、手持ちのスマホをジンバルにはめ込んで使用する。正直これがセットが少し面倒で億劫になる。持ち運びも少し大げさになってしまうので、なおおこと普段から持ち歩くかどうか迷う。
それに比べてOsmo Pocketはこの大きさ。
違いは歴然ですね。
2.夜景もキレイに写る
結構本領を発揮するのが、暗いシーンでもかなりキレイに撮れるので、写真でも動画でも活躍の場はさらに広がる。
3.秀逸なスマホ接続機能
Osmo Pocketは本体単体で使用できるほか、スマホと接続して撮影する事もできます。
専用のアプリを取得し接続することで、スマホ側がモニターになり、一層視認性も良くなり使い勝手が向上します。
スマホのモニター内に各種タッチパネルも登場し、設定を変更したり、カメラの上下左右への操作もコチラで可能になります。
4.その場で簡単に編集してSNSにアップできる
撮影に慣れてくればの話ですが、撮影素材を自宅に持ち帰ってじっくり編集するといったディープな使い方ではなく、短い動画を少し編集してライトな動画を作ってすぐにSNSへ公開したい、といったニーズに応える機能も搭載されています。そういったトレンドな使い方にもフィットさせてくるあたりは秀逸ですね。
懸念しなければイケナイ点
・マウントがないので固定しづらい
Osmo Pocketの標準セット内には、どこかに固定させるようなマウントがないので、そこには不憫さを感じますね。
自撮り棒的な状態で使用したり、自転車や車載状態で使用したいなどのシーンが想像されますが、その辺りに関しては徐々に出てくる純正品やサードパーティ製品を探してみるなど、一工夫が必要なようです。
実際に僕ば購入したのはコチラ
Ulanzi OP1 DJI Osmo Pocket用スマホホルダーセット
Osmo Pocket本体とスマホの両方を固定し、手持ち部分がついたもの。
・GoProに比べると画角が狭い
正直、画角がそんなに広くありません。GoProと比較した参考写真がコチラ。
自撮り歩き動画撮影時など、GoProであれば近くの景色も結構映り込むのに対し、Osmo Pocketだと、背景の写り込みが少し弱くなるでしょう。まぁ、人物は中央をキープしておけばさほど問題はないでしょう。
・防水ではない
そもそもですが、防水機能がついていないので、雨天での使用や海中での撮影は不可能です。
流石に海中クラスになるとGoProに軍配が上がりますね。
今後の防水オプションなどに期待しましょう。
・Osmo Pocketのまとめ
OSMO Pocketを実際に使用してみての感想は、GoProなどのアクションカメラというよりは、超小型のジンバル付きハイスペックビデオカメラということです。
防水機能がなく、マウントが充実していないので、色々なスポーツをしながらという使い方には限界がありそうですが、街中や旅先などのシーンではとてもコンパクトなので使いやすいと思います。
そしてこの小ささでこれだけのブレない能力と4K映像撮影可能だというのはすごく重宝します。今までであれば大きな一眼レフを持ち歩いたり、4Kビデオカメラを持ち歩くしかなかったのが、ミニマムサイズのコンパクトなOsmo Pocketがあれば多彩なシーンでその力を発揮してくれるとことでしょう。
小型のビデオカメラとしてDJI Osmo Pocketにはすごい可能性があると思います。